大好きなペットちゃんが亡くなられたショックは、非常に辛いものです。
悲しみのあまり、何も手がつけられなくなるかもしれません。
しかし、大切な家族だからこそ可愛いまま、なるべく綺麗な状態を保ちたいですね。
ペットちゃんが安らかに眠れるよう「ありがとう」の気持ちを込めて、お別れのグルーミングをなさってください。
飼い主様の愛情が込められたお手入れが、幸せに旅立つための贈り物です。
ペットちゃんが亡くなったら行うべき安置方法をご紹介します。
亡くなったペットちゃんの体をかるく丸め整えます
ペットちゃんが亡くなられると、手足がつっぱったまま硬直してしまい、棺に収まらなくなる可能性があります。
硬直が始まると関節は微動だにしません。
まず、固まってから動かすのは可哀そうですので、柔らかいうちに手足を胸の方へ優しく曲げてあげてください。
硬直が始まる目安時間です。
- ハムスター:心停止直後
- フェレット:0.5時間
- 猫や子犬:1時間
- 中型犬:1.5時間
- 大型犬:2時間
毛並みが乱れている場合はコームで梳かしてあげましょう。
また、まぶたが開いているコがほとんどです。
気になって閉じてあげたい場合は、下まぶたを上に持ち上げて閉じてあげてください。
しっかり閉じなくても、ペットちゃんの具合が悪いわけではないのでご安心ください。
ペットちゃんが汚れないよう清潔を保ちます
次に、汚れがある場合は、ウェットティッシュや湿らせたタオル等で優しくふき取ります。
なお、ご遺体から体液が滲み出す場合があります。
ペットシートや新聞紙、タオル、ビニールシート等を敷き、お目目やお口、おしり周辺を拭きます。
暑い季節はご遺体の痛みが早い為、保冷剤をお腹のあたりを中心に当ててあげます。
お菓子を購入した時等についてくる保冷剤で結構です。
無い場合は、ペットボトルに水を入れ凍らせたものをお使いください。
なお、寒い季節でも暖房や陽の当たる場所を避け、涼しい場所で保冷されることをお勧めします。
お別れまで安置します
最後にペットちゃんが安心して眠れるよう、ダンボールや生前お使いのベッド等に、2の状態のまま寝かせてあげます。
お体の上にブランケットやタオルなどをかけていただき、安らかな状態にしてあげましょう。
ここまでが綺麗に保つ方法です。
ここからさらに何かしてあげたい場合、このような方法があります。
- 写真立てにお気に入りの写真を飾る
- 生花・お水・ローソク・お線香をあげる
- 愛用していた食器など普段通りに置く
- 愛用していたおもちゃを飾る
ペットちゃんのお体や思い出に十分触れて、せめて一夜は見守ってあげたいものです。
ここでしっかりと保冷が出来ていれば、数日は綺麗なままでいてくれるでしょう。
目安として最長でも
夏場では3日、冬場では5日以内でしたら綺麗にお見送りが出来るでしょう。
(夏場や冬場の暖房等、環境により左右されます)
お見送り
大好きな可愛いペットちゃんがお亡くなりになることは、この上ないほど寂しいものです。
元気な頃には考えることも無かった臨終直後の対応は、家族皆様しか、してあげることができません。
ペットちゃんへの感謝と楽しく幸せな思いは、天に昇るための助けになります。
十分にお別れをしてから、お見送りしましょう。
訪問火葬ではご自宅までお迎えいたしますので、お別れの直前まで一緒にいることができます。
飼い主ご家族様の想いに寄り添うお見送りをお手伝いいたします。
ご葬儀の形はご家族様、ペットちゃん、それぞれです。
どのようなお考えにも対応できるよう、4つのプランがございます。
詳しくはプラン紹介のページをご覧ください。